診察4
父が注射器を持って準備をしている間、元からさらに薄くなった茂み越しに薬を塗った。少し盛り上がった恥丘に男の手で薬を塗られている間、恵梨奈ちゃんは微かに唇を開いたままじっとしていた。
本当はまた悪戯をしたかったけど、父がすぐ傍にいる状態ではそうもいかない。目の前にこんなにかわいい女の子の剥き出しのアソコが見えるのに、手を出すことができないのだ。手を触れている恥丘のすぐ下に見える1本のスジに、恨めしそうな視線を投げた。
「もう少し強く、両手で毛穴に擦り込むように塗って」
恵梨奈ちゃんのアソコを見つめていた僕は、突然の父の声にどきりとした。声の方向に視線を移したが、父は小さな薬瓶を手に持ってそのラベルを読んでいた。恵梨奈ちゃんのアソコを見つめていたことを咎められたわけではないと気付き、ほっとする。
(擦り込むように・・・)
父の言葉を思い浮かべながら、思い切って両手で恥丘を少し強く捏ねるように手を動かした。すると、ぷっくりと膨らんだその丘が動くのにつられて、その下に見えるスジが歪んだ。右手に力を入れると恥丘とスジが左に寄る。左手ならその逆。両手で下から上に擦り上げると、割れ目が少し延びた。
ちらりと父の方を見るが、特にこっちを気にしている様子はない。恵梨奈ちゃんの顔は、上気して赤く染まっている。僕は、親指を器用に伸ばして薬を塗る必要のない大陰唇に触れた。両手の動きに合わせて大陰唇を外向きに擦り、スリットの上部を少し開く。そのまま恥丘を上にずらすように擦ると、僕の目は、僅かに綻んだスリットから覗いた小さな鞘を確認した。
ギッと音がして、父が椅子に座ったのがわかる。視界の隅に白衣を着た父の背中が見えた。素早く両手で三角形を作るように恥丘と大陰唇を押さえる。薬を擦り込むような動きで、さりげなく親指で左右から大陰唇を寄せる。先ほど確認した鞘を大陰唇ごと左右から挟みこんで、グニグニと揉んだ。
恵梨奈ちゃんの反応は、僕が期待したほどのものではなかった。ピクリと握り込むように動いた手は、大陰唇に触れられていることに反応しているのだろう。さっき鞘を剥いた時のような鋭い反応は無かった。
再び音がして、僕は慌てて大陰唇から指を離した。足音の後に父の声がした。
「菌を殺すための注射をしますからね」
父に言われる前に僕は立ち上がった。毎回父に言われてから動いていては、恵梨奈ちゃんに怪しまれるんじゃないかと思ったからだ。
父はすぐ傍の台に注射器の載った金属製のお盆を置くと、茶色い瓶から小さな脱脂綿をピンセットで取り出した。
「少しひやっとしますよ」
そう言って、脱脂綿で恵梨奈ちゃんのアソコを拭く。消毒液の染みた脱脂綿が冷たかったのか、恵梨奈ちゃんの身体が少し緊張した。僕は、父の横から消毒される恵梨奈ちゃんのアソコを見ていた。左右の大陰唇を上から下になぞると、柔らかいそこのお肉が押し分けられるように動く。大陰唇のさらに外側、脚の付け根辺りを数回なぞった後、脱脂綿を取り替えた。
父は、脱脂綿で恵梨奈ちゃんのスリットを上から下になぞった。新しく取り替えられた脱脂綿の冷たさに、1回目と同じように恵梨奈ちゃんの身体が緊張する。父はそんな恵梨奈ちゃんの様子を知ってか知らずか、消毒液をなすり付けるようにして恵梨奈ちゃんのアソコを拭いた。
恥丘のすぐ下から、脱脂綿でスリットを広げるように擦りつける。ピンセットを上下に動かしながらスジの始まりから終わりまで丁寧に拭くと、さらにその下、暗く陰になったお尻の穴を押さえ付け、円を描くようにして拭いた。
父は、脱脂綿を取り替えながら、スリットの天辺からお尻の穴まで数回消毒した。スジの上の方を拭いている時、下から上に脱脂綿が動くと同時に恵梨奈ちゃんがビクッとした。お尻の穴を拭かれた時も。僕は、あの鞘とその中身を触られると、恵梨奈ちゃんの身体が反応するのだと確信した。
「はい、チクッとしますよ」
注射器の針が、恵梨奈ちゃんのアソコに近づいていた。いよいよ目前に迫った注射に、恵梨奈ちゃんはきつく目を閉じて手を握っている。僕は、いったいどの辺りに針を刺すのか興味津々という体で注射針の行方を追った。
「いッ・・・!」
恵梨奈ちゃんの脚がぴくっと動いて、注射針が刺さったことを教えた。鈍く光る銀色の医療器具は、柔らかな大陰唇、恵梨奈ちゃんから見て左のそれに細い尖端を突き立てていた。滑らかで白い柔肌、女の子の大事な場所、その合わせ目の始まりから少し下に刺さったそれは、何故か酷く禍々しいものに見えた。
「力を抜いて」
気付かなかったけど、恵梨奈ちゃんのお尻が少し浮いている。足の指がぐっと握られて診察台を掴んでいる。大陰唇に注射されるなんて経験、普通は無いだろう。さっきよりスリットの綻びが小さくなったように見える。お尻の割れ目も、そこを護ろうと閉じている気がした。
父の手がゆっくりと動いて、注射器の中身が押し出される。透明な液体が大陰唇に送り込まれる間、恵梨奈ちゃんはお腹から下に力を入れてじっと耐えていた。
「ちょっとじっとしててね」
注射が終わって大きく息を吐いた恵梨奈ちゃんに向かって父が言った。畳んだバスタオルを恵梨奈ちゃんの腰の下に入れ、アソコとお尻が少し上に持ち上がった姿勢にさせる。金属のお盆から少し大きめのカプセルを取ると、パキッと乾いた音をたてて包装を取った。
もしかしてと僕が考えるより早く、父の手はカプセルを恵梨奈ちゃんのお尻の穴に差し込んでいた。思ったよりも抵抗が強かったのか、父の手に力が入っている。恵梨奈ちゃんの太腿に筋が浮き、逃げるように腰が上がった。
「動かないでください」
そう言って恵梨奈ちゃんのお腹を押さえると、父はお尻の穴に添えた───そうとしか見えなかった───指を前に押し出した。
「んっ・・・」
強張っていた身体から力が抜けると同時に、脱力したような声が漏れた。
「注射した所をゆっくり揉んで」
乾いた脱脂綿を大陰唇に添えると、父は僕に向かってそう言った。父と入れ替わりに座る。予防接種を受けた時のことを思い出しながら、脱脂綿越しに恵梨奈ちゃんの大陰唇を捏ねるように揉んだ。アソコ剥き出しで大陰唇を揉まれるなんて恥ずかしいだろうなと考えながら恵梨奈ちゃんを見る。大人しくしているところを見ると、痛くはないみたいだった。
「薬が定着するまで、出てこないようにお尻の穴を押さえて」
はい、と返事をした直後、えっ、と思って父を見る。だが、父はこちらを見ることなく部屋を出て行った。一瞬聞き間違いかとも思ったけど、確認しに行くようなことはしない。再び訪れたチャンス、さっき寸止めされてしまった欲望を吐き出すべく僕は動いた。
一旦脱脂綿を離し、お尻の割れ目を開く。まわりの肌の色とは違うピンクのようなセピアのような複雑な色合いの中心に、小さな皺穴が見えた。恵梨奈ちゃんのお尻の穴を細部まで目に焼き付け、そこに人差し指をのばす。
「ふッ・・・!」
溜めていた息を吐いたような、微かな声が漏れた。手の平を天井に向けるようにして指で弄ると、小さな皺穴はきゅっと収縮した。指を動かして、皺穴の収縮と弛緩を楽しむ。お尻の穴が収縮すると同時に、その上に見えるアソコの割れ目が閉じるような動きを見せるのは、父がやった時と同じだった。
恵梨奈ちゃんの頑張りを嘲笑うかのようにそこを弄んだ後、ヌッと指を第一関節まで差し込んだ。押さえるだけなのか少し指を入れるのか、どちらが正しい対処なのか恵梨奈ちゃんにわかるはずもなかったが、不必要な侵入を咎めるように皺穴が指を締め付けてきた。僕は、指を回転させたり鉤型に曲げたりして、恵梨奈ちゃんの反応を楽しんだ。
僕の指を締め付け、時折緩み、再び締め付ける。僕は、生き物のような皺穴の締め付けを味わいながら、恥ずかしい穴に指を入れられた恵梨奈ちゃんの気持ちを想像した。
指を差し込んだまま、もう一方の手を大陰唇にのばす。脱脂綿をつまんで少し真中に移動させると、揉みながら徐々に手を外側に移動させてスリットを開く。
目的の場所はすぐにその姿を現した。小さな肉鞘につつまれたそこは、さっきまでと変わらない姿で佇んでいた。
脱脂綿で大陰唇を揉みながら、空いた指で押さえ込むように鞘を擦り上げた。鞘は上手く剥けなかった。恵梨奈ちゃんの反応も期待したほどではない。
隣の部屋に通じるドアと恵梨奈ちゃんの様子を交互に観察しながら、再び鞘を擦り上げる。と、擦るというより、押さえた肌がくにゅりと動くような感覚を覚えた。
「くぅッ・・・」
恵梨奈ちゃんは、ビクリと動くと同時に声を漏らした。期待通りの反応だ。鞘を剥いたままその中身を指の腹で撫でる。いや、捏ね回すといった方が的確かもしれない。大陰唇を揉む動きに合わせてそこを指の腹で弄ると、恵梨奈ちゃんが背筋を反らせた。皺穴に入れた指を締め付けていることにも、僕は気付いていた。
必死で何かに耐えるような切なげな表情。思わず漏れる吐息。強張り、反り返る身体。浮き上がる腰。そして人差し指に感じる締め付け───
僕は、恵梨奈ちゃんの弱点を責めた。そこを責められた時に見せる恵梨奈ちゃんの反応がたまらなかったからだ。1本のスジでしかなかった場所はいつしか綻び、そのあわいは蛍光灯の光を受けて光っていた。
時間が経つにつれ、逃げるように恵梨奈ちゃんの身体がずり上がっていく。けれど、僕の指が彼女の身体から離れることは、最後までなかった。