検査官5
由紀の肛門責めでしばらくの間蚊帳の外だった相川は、今度は自分の番だと密かに気合を入れた。親指と人差し指を擦り合わせながら、パンティ1枚───そのパンティすら脱がされかけている───という姿の由紀に視線を這わせる。由紀は目を伏せて、時折震えていた。
パンティのお尻の方がかなり下がっているため、前の方も腰から股間へと繋がるラインが少し見えている。腰骨から股間へと切れ込むラインに指を入れるようにして、パンティのゴムを引っ掛ける。一旦田原の顔色を伺おうかと思ったが、由紀を挟んで反対側にいる田原を覗くのも面倒だと思い直す。
(いよいよだ・・・)
相川は、まだ女の子のそこを見たことはなかった。だが、もう少しすれば、クラスメートの美少女のそこを思う存分見ることも弄ることもできる。そして、4人の中で自分が一番最初にそこを見る権利を持っているのだ。そう考えると居ても立ってもいられなくなり、一気にパンティを引き降ろしてしまいたい衝動にかられる。相川は、心の中で落ち着けと繰り返しながら、ゆっくりと手を降ろし始めた。
まずはお尻の方と同じくらいまで下げようと思い、高さを確認する。その拍子にお尻の穴に注目していた長嶺と目が合った。長嶺は何となくバツが悪そうな表情を見せると、ちらりと田原の表情を伺ってから相川の傍に移動してきた。
少し降ろす度に腰が動くのを面白がるように、相川は少しずつ、少しずつパンティを降ろしていく。恥丘の膨らみが始まる手前で一旦手を止めると、股間へと切れ込む脚の付け根のラインに沿って指を伸ばして差し込んだ。
指先が何か柔らかいものに触れたと思った瞬間、由紀が「あ」とも「は」ともつかない声を漏らした。それが大陰唇の感触であることに思い当たった相川は、由紀の反応よりも女の子のそこに直接触れたことに感動を覚えていた。
沈黙に耐えられなくなったかのように相川が大きく息を吐く。乾いた唇を舌で濡らした。白磁のように白く滑らかで、それでいて健康的な少女の下腹部を目の当たりにして、相川はゴクリと唾を飲む。集中していた相川は気付いていなかったが、由紀の脚の震えが大きくなっていた。
「お・・・」
長嶺の声で相川は手を止めた。白いコットンの生地に負けないくらい白い下腹部。恥丘の頂点を越えると、今度は奥へ向かう傾斜が始まる。もうすぐだ。まだ女性器というものを見たことがない相川にもそれは解った。
「へへ・・・ちょっと待てよ・・・よし、いいぞ」
田原も前の方へ移動してきた。続けて中村も移動しようとしたが、止められた。
「お前は、ちゃんとケツを開いてるか見張ってるんだ。手を緩めたら・・・」
田原の準備が整うのを待ってから相川が再び動き出す。由紀は、自らのお尻の割れ目を開いたまま、どうすることもできずに震えている。
「ひ・・・」
少し汗ばんで張り付いた生地がデリケートな部分から剥がれていく感覚に、思わず声が漏れる。ショーツが降ろされるのを食い止めようと太腿に精一杯の力を込める。相川の手から遠ざかろうと腰を引く。そんな由紀の抵抗も空しく、最後の砦が崩壊する瞬間は、すぐそこまで迫っていた。
男達が黙り込み、静寂が訪れる。それは、少女のスリットがその姿を現し始めたことを意味していた。
滑らかな肌に突如小さな窪みが現れる。何とかして男達の視線から逃れようと由紀が膝を付けて脚を閉じようとする。だが、いくら脚に力を込めたところで、白布の下降を阻むことなどできはしない。相川の手の動きに伴って窪みが徐々にその全貌を露にする。やがて、真っ白な肌にヘラで跡を付けたような、くっきりとした1本の筋がその姿を現した。
相川は、初めて目にする女の子のそこを食い入るように見詰めた。幼い陰唇は、男達の視線から由紀自身を護るかのようにぴったりと閉じ合わされている。だが、大人の女性に比べて上付きがちな少女の割れ目、まして由紀のそこは未だ発毛の時を迎えていない。14歳少女の割れ目は、その奥に隠された女の子の証をひた隠しにはしているものの、白い肌に刻み込まれた自らの姿までは隠すことができなかった。
ゴクリ、と唾を飲む音。一瞬、時が止まったかのような錯覚を覚える。何かに操られるように相川の右手が伸びていく。その指が柔らかな白肌に刻み込まれた恥裂に触れた瞬間、由紀の身体がびくりと震えた。
剥き出しの股間を触られ身を震わせる由紀のことなどお構いなしという様子で、相川は夢中になって右手を動かした。ぷっくりとした唇と狭間の凹凸を確かめるように指を這わせる。相川の手から逃れようとした由紀だったが、お気に入りのボールペンを中村に握られてしまった。
本来由紀に使われるべき筆記具は、恥ずかしい小孔に入り込むことで完全に持ち主の身動きを封じていた。不随意筋である肛門括約筋は、意識せずともボールペンを締め付ける。多少腰を動かした程度では抜けるはずも無い。かといって、この状況でそれをひり出すためにいきむことなど由紀にできるはずも無かった。
腰を折るような姿勢で膝を擦り合わせ、何とか相川の手から逃れようとする由紀。腰を折るといっても上体が傾くだけで、中村の手によって肛門の位置を固定された由紀が動ける範囲などたかが知れている。田原も相川もそんな由紀に動くなとは言わなかった。むしろ、何とかして陵辱者の手から逃れようとする獲物の動きを楽しんでいる。
懸命に抵抗する由紀と興奮した男たち。閉ざされた空間の中、荒い息遣いだけが聞こえる。と、ふいにその音が途切れ、同時に微かな悲鳴。そして田原の声が響いた。
「何やってんの?後ろで手を組んでって言ったじゃん」
由紀の両手は、自らの股間を庇うように前に移動していた。その手は相川の両手を押さえ込むように掴んでいる。何が起きたのかわからない中村が、ひょいと顔を覗かせた。徐々に緩んでゆく由紀の手からスルリと相川の手が抜ける。その右手の中指は、微かに光っていた。
「今度手間を掛けさせたらどうするか・・・言ったよね?」
由紀がビクリと震えた。田原が目配せすると、中村が筆箱から取り出したシャープペンを床に滑らせる。
「今度はどこに入れよっか?」
そう言って田原はシャープペンをノックする。カチ、カチ、という音とともに太さ0.5ミリの炭素棒が押し出される。
「もう一度お尻に入れる?」
由紀は僅かに首を横に振った。
「オマ○コに入れる?」
再び首を振る。先程より少し大きな動き。相川の指が少し入っただけでああなのだ。当然首を縦に振るわけはない。だが、それは田原にとっても予想通りの反応。はなから首を縦に振るなどとは思っていない。逃げ場を無くした少女が怯える様を楽しんでいるだけだ。
「それとも───」
田原が立ち上がる。カチカチとノック音を響かせ、3、4センチは飛び出した芯を由紀の眼前にちらつかせながら言った。
「オシッコの穴に入れてみよっか」
由紀は目の前で揺れるHBのシャープ芯を怯えた瞳で見詰め、震えるように首を左右に振った。
(そろそろか・・・)
時刻は午後6時になろうかというところだ。今は比較的日が長い時期だが、周囲の遮蔽物の多さも手伝って部屋の中は既に薄暗くなり始めている。
(寮の門限をオーバーするリスクを犯す必要はない)
3人の子分が、目の前の哀れな子羊とその運命に興奮を隠さない中、田原は1人冷静に考えていた。うわべとは裏腹に彼が冷静に思慮を巡らす理由を知る者はここには居ない。田原は、残された時間をどう使うべきか考えていた。