証明5
「それじゃあ、処女かどうかも確認させてもらおうかな」
満足げな表情を浮かべた田原が、幾分落ち着いた声で言った。処女であることを確かめる。ひとしきり騒いだ後だというのに、不良たちの目はまだギラギラしていて、これから何が行われるのか興味津々といった体である。不安と恐怖に押し潰されそうな由紀の表情とは対照的だ。
「ちゃんと押さえとけよ」
先ほどより幾分由紀から離れた田原は、手足を掴んでいる子分たちにそう言って、大きく開かれた少女の股間を視界に捉えた。指はまだ肛門に挿入されたままだ。
「へへ・・・」
由紀のそこは、シミや変色など全く無い白磁のような美しさだった。14歳という年齢を考えると少し幼くも見える。肛門に入れられた指を嫌がるように陰門がきつく閉じている。そのためか、脚を大きく開いているにも関わらず、ぷっくりとした大陰唇の膨らみが目に付いた。
(こういうのを美マンっつーんだろうな・・・)
田原は妙に感心し、吸い込まれるように左手を伸ばした。
「やッ」
荒い呼吸の間隙を縫って抵抗の意思が示された。全身に滲んだ汗が蛍光灯に光る。不自由な身体をよじる少女の姿は、不良たちの嗜虐心を余計に刺激した。
「アッ!」
左手で大陰唇に触られた。そしてあのいやらしい笑みを浮かべた顔で、ちらりと表情を窺われる。まるで「触られた気分はどうだ?」とでも言いたげな目だった。直後に大陰唇を押さえられる感覚。スリットを左右に割り開かれたのだ。由紀は何とか腰を逃がそうするが、アソコとお尻をモジモジと動かすことしかできない。田原は、そんな由紀を見やりながらさらに大きくスリットを開くと、そこに顔を近づけた。
「やだぁッ」
デリケートな部分に田原の呼気を感じた由紀が声をあげる。
「開いただけじゃ意外と見え辛いんだよ。だから・・・」
由紀の声など聞こえないという体で、田原は右手に力を込めた。
「ああっ!いやーッ!」
大きな声に驚いた相川が、思わず由紀の口を押さえる。不良たちは、突然大声をあげた由紀に驚き、一体何が起きたのかと田原の手元を凝視した。
「んんーッ!」
再び由紀の全身が強張り、押さえられた口からくぐもった声が漏れる。
「確かに処女みたいだねぇ」
不良たちは、田原がそう判断した理由がわからずに次の言葉を待った。
「いいかお前ら、ただ開いただけじゃわかり辛いだろ?だからこうやって・・・」
「んんんんッ!」
「中から押すんだ」
なんと田原は、肛門に挿入した指を天井に向けて曲げ、直腸壁に突き立てていた。こうすればアソコが中から盛り上がるのでわかり易いなどと解説する。
「で、こうやって近くから見ると、処女膜が確認できるってわけだ」
不良たちが、「オオー」と感心したような声を漏らす。同時に発せられた由紀の悲鳴に関心を示す者は誰もいない。
(まあ、実際わかるわけじゃないが・・・そんなことはどうでもいい)
田原は由紀の表情を見ながら、ゆっくりと肛門に挿入した指を抜いた。人差し指は、蛍光灯の光を受けてテラテラと光っている。ビニールのカバーを外して倉庫の隅に捨てると、ポケットから新しいものを取り出した。
「俺だけじゃ不安だから、お前らも確かめてみろ」
由紀の顔に驚愕の表情が浮かぶ。同時に不良たちから歓声があがった。田原が、ポケットから取り出した小さな四角い袋を3人に渡す。先ほど指に着けていたビニールのカバーだ。3人にもそれを着けろというのだろう。
「あ、田原さん、これコンドームだったんすね」
袋を受け取った長嶺が口を開いた。かつて好奇心からそれを購入したことがある長嶺は、見た瞬間それがコンドームだとわかった。そのまま袋を開けて指に嵌めると、先刻の田原と同じく具合を確かめるようにクイクイと指を曲げ伸ばしする。
「交代だ」という言葉とともに、田原が長嶺と場所を替わる。そして長嶺がやっていたのと同じように体重をかけて由紀の脚をガッチリ固定すると、尻肉を思い切り引っ張った。
もがく由紀に構わず、長嶺は焦るように肛門に指を挿入する。予想よりもずっとキツイ。長嶺は、力を込めてぐっと指を前に押し出した。
「んふふッ」
肛門に感じる痛み。長嶺は、構わずスリットを大きく開く。初めて間近で見る女性器に興奮した長嶺は、肛門の中で指を力一杯曲げた。
「うぐぐーッ!」
由紀のくぐもった悲鳴。奥で指を曲げられても痛いわけではない。しかし、見ず知らずの男の指を肛門に入れられ、さらにはアソコを盛り上げるなどという理由で力一杯中で曲げ伸ばしされるのは、単純な痛みよりも遥かに辛いことだった。
田原に言われるがままやってみたものの、長嶺は何をもって処女だと判断すればよいかよくわからなかった。どれが処女膜なのか、そもそも女性の外性器の構造もよくわからなかった。学校で習ったはずだが、実物は勝手が違う。とはいえ、このままでは後輩の相川に示しがつかない気がした。
「確かに・・・処女っぽいすね」
もっともらしくそう言うと、誤魔化すように手を動かす。詳しい構造はわからないが、女性器には興味がある。処女かどうかはよくわからないが、単純にオ○ンコを弄ってみたい───長嶺は、左手をスリットの頂点に伸ばした。
「ひんッ」
突然クリトリスをつままれ、反射的に由紀の身体が反応した。
「お?」
長嶺は、先ほど田原が由紀のクリトリスを嬲っていた時のことを思い出した。皮を剥いて直接弄った時の由紀の反応は格別だった。処女かどうかの確認という中で、田原の了解無しに勝手なことをやっていいか一瞬迷ったが、女性器に対する興味が勝った。
肛門に指を挿入したまま左手で包皮を剥く。上手くつまめなかったため、包皮を剥く指を人差し指に替え、親指を使って突起をつまもうとする。
「んーッ!」
自身の身体にある最も敏感な突起を長嶺が弄ろうとしていることに気付き、由紀は懸命に腰を逃がそうとした。だが、ほんの僅かしか残されていない自由の中では、迫り来る手を避けるどころか満足に悲鳴をあげることすらできない。それどころか、その不自由なあがきと悲鳴が、逆に長嶺を昂ぶらせてしまう。
剥き出しにされた小突起をギュッとつままれた。
「ふぐぐッ!」
由紀が鋭い反応を見せる。全身が強張り、括約筋が長嶺の指をキュウウと締め付けた。それが長嶺にクリトリスを弄る口実を与えてしまう。
「ここ弄るとケツの穴がすげー締まりますよ」
長嶺はそう言うと、面白がってギュッ、ギュッとクリトリスをつまんだ。
「んんんッ!」
いくらくぐもった悲鳴を漏らしても、不良たちは手を止めてはくれない。長嶺はいちいち反応する由紀に興奮し、クリトリスだけでなく小陰唇もつまんで引っ張る。そして、手で弄ることに満足できなくなったのか、あるいは単純な好奇心から言った。
「な、舐めてもいいッスか?」
さすがに脱線しすぎと思ったのだろう。自分を見てそう言った長嶺に、田原が少しあきれたように頷いた。長嶺は大きく舌を出してレロレロと舐める動作を由紀に見せつける。何度も首を振る由紀ににやけ顔で応えると、14歳にしては少し幼い、何も護る物の無い剥き出しの少女自身に舌で触れた。
「やぁーッ!」
緩んだ相川の手の隙間から、鋭い悲鳴が漏れる。慌てた相川に再び口を塞がれ、由紀が苦しそうにもがいた。
(しょっぱいな・・・)
同じ学校に通う1学年下の少女。その少女が最も人目に晒したくない場所。長嶺は、そこをしょっぱいと感じた。左手でクリトリスをつまんだまま、ワレメに舌をこじ入れるようにして舐める。由紀の抵抗が耳に届く中、夢中になって舌で少女自身の味を、鼻腔一杯にその香りを味わう。
もはや処女であることの確認など長嶺の頭には無いように見える。田原は子分たちの行動が度を越さないよう気をつけていたが、こうなってしまうともう自由行動でいいかという気になっていた。ただ、最後の一線だけは越えないように気を配る。
田原から長嶺、そして中村、相川と由紀に対する陵辱は続いていく。田原も長嶺も、そして他の不良たちも、どうしたら指を入れられる側が楽か、どうしたら羞恥心を抑えられるかなど考えてはいない。ただ自身の興味に従って、好奇心の赴くままやりたいようにやるだけだ。女性の身体に興味津々の年頃である彼らは、ここぞとばかりに少女の秘部を玩弄した。
愛のあるセックスや医師による診察であれば、由紀の気持ちも違う。相手の気遣いによって負担も軽くなっただろう。だが今は違う。何者にも邪魔されることの無い彼らの興味と好奇心、そして嗜虐心、由紀はそれら全てを自身の身体で受け止めなければならないのだ。
不良たちの興味や愉しみのために、大事にされるべき場所をがさつな手で弄られ、嬲られる由紀。14歳の少女は身動きできないまま面白半分で肛門に指を入れられ、剥き出しのクリトリスをつままれ、性器を舐められた。
人気の無い夕暮れの旧校舎。その片隅で由紀は何度も華奢な身体を強張らせ端正な顔を歪めた───そしてようやく悪夢は終わりを告げた。
旧校舎から少し離れた裏路地。由紀と手を繋いだ田原の後を3人の不良たちが歩いている。辺りは急に薄暗くなり、ぱらぱらと雨が降り始めていた。
あの後由紀は下着と制服を着せられてから、誰かに喋ったらこんなものでは済まないと脅され、不良たちに囲まれるようにして旧校舎を出た。時刻は午後7時過ぎ。夏の間は寮の門限が7時半であることを彼らが本当に知っていると思わざるを得ない時間だった。
「じゃ、とりあえず今日のところはお別れかな」
降り始めた雨が合図だったかのように、田原が口を開いた。聞こえているのかいないのか、由紀が微かに声を発すると、少し残念そうな子分たちの前で田原がいきなり由紀を抱きしめた。咄嗟に振りほどこうとする由紀をきつく抱きしめると、右手でスカートを捲りながら耳元で囁く。
「また一緒に楽しもうぜ」
パンティをぐんっと食い込ませ、割れ目の奥から開くように剥き出しの尻肉をぐっ、ぐっと2度握る。由紀がなんとか田原の手を掴もうとしたその時───
「んぐッ!?」
唇に触れる感触。驚きの声をあげる間も無かった。3人の子分も一瞬何が起きたのかわからず立ち尽くす。14歳少女の穢れのない唇が、卑劣な男によって奪われた瞬間だった。
状況を理解した由紀が田原を振りほどこうと暴れる。唇を離そうと懸命に上体を反らせ、異物の侵入を防ごうと本能的に口を閉じる。だが、田原は暴れる由紀をガッチリと抱えると、恐ろしいほどの力で少女の頬を挟み込み、無理矢理口を開けさせた。
口の中を男の舌が這い回り、大量の唾液が流し込まれる。存分に由紀の口腔を味わってから田原が唇を離した。
「お別れのキスだよ」
田原の手を振りほどき口許を覆う由紀。堰を切ったように瞳から涙が溢れる。直後、後ろに居る3人を突き飛ばさんばかりの勢いで由紀が駆け出す。不良たちの声が遠くに聞こえた気がした。
降り出した雨は勢いを増し、寮への道を走る由紀を濡らす。これが悪い夢だったら・・・この雨が全てを洗い流してくれたら───由紀の気持ちを汲むように降り続く雨も、その願いを叶えることは無かった。