身体測定1

体操服に着替えた由紀が、仕切りの向こうから姿を現した。まだ幼さを残しながらも、少しふっくらとして女性らしさも感じさせる体つきだ。白いシャツと色白な肌に黒髪が映え、紺色のブルマからバランスのよい肉付きの太腿が伸びている。そこからほっそりとした脹脛に繋がり、少し短めの白い靴下がキュッと締まった足首を覆っていた。

(まだ成長途中と言ったところか・・・)

と由紀の体操服姿を眺めてから、

「シャツは中に入れてくださいね」

と柴田は言った。

「あ・・・はい」

由紀は少し驚いたような顔をしたが、言われたとおりにシャツの裾をブルマの中に入れた。部屋に柴田しか居ないのを見て、由紀は改めて室内を見回す。

(看護婦さんとか・・・いないのかな)

窓には厚手のカーテンがかかっており、蛍光灯に照らし出された室内は少し薄暗い感じがした。締め切られたドアとカーテンに圧迫感を感じ、由紀は少し不安になった。

「須賀くん」

柴田が受付とは反対側のドアに向かって少し大きな声で言うと、はい、という返事のあと暫くして30代半ばくらいの看護婦らしき女が出てきた。休憩室で柴田と話をしていたあの須賀という女だ。

「例の精密検査。早速始めるから」

「わかりました。えっと・・・後藤由紀ちゃんね。よろしくね」

須賀は柴田と言葉を交わした後、ニッコリと笑みを浮かべて由紀に挨拶をした。

「あ、はい、よろしくお願いします」

由紀も慌てたように挨拶をする。須賀の声の明るいトーンと、看護婦が居るという安心感も手伝って、由紀の不安は薄らぐ。

「じゃあ、足の長さを測りますからね」

「あ、はい」

学校の身体測定では足の長さなど測ったことはないが、今日は精密検査と聞いていたので特に驚かなかった。

「はい、ここに立って。少し足を開いて・・・そう。そのままじっとしててね」

由紀を柴田の前に立たせると、須賀は白衣のポケットからメジャーを取り出して由紀の股下の長さを測り始めた。柴田の方を見るのが恥ずかしいのか、由紀は少し視線を上げ、天井近くを見上げるようにしている。

と、由紀の股間に須賀の指が触れた。由紀は一瞬ビクリとしたが、須賀がメジャーの端をあてがったということを理解すると、そのままじっとしていた。

「先生すみません、メジャーの目盛りを読んでもらっていいですか」

「ん?ああ」

須賀の声に柴田はそう答えて、おもむろに由紀の股間に顔を近づけた。

由紀ははっと息を飲んだ。視線を下に移すと、自分の股間を凝視している柴田が見える。柴田は鼻先が触れてしまう程ブルマの股間に顔を近づけている。由紀は平静を装っていたが、顔が真っ赤に紅潮してくるのが自分でもわかった。ブルマを履いているとはいえ、男が顔をくっつけるように自分のそこを凝視しているのだ。由紀は耳まで真っ赤にしながら、じっと恥ずかしさに耐えた。

柴田は暫く由紀の股間と甘い少女の香りを堪能すると、結果を用紙に記述する。由紀は気付かれないように静かに息を吐くと、気持ちを落ち着かせるようにゆっくりと深呼吸した。

「はい、じゃあ次は・・・鼻の穴の大きさを測ります。ここに座って」

由紀は鼻の穴と聞いて思わず須賀を見たが、平然としている柴田と須賀に何も言うことはできなかった。

「ちょっと上を向いて・・・はい、じっとしててね」

後ろから須賀に頭を支えられ、由紀は天井を見上げて鼻の穴を柴田に曝す格好にされた。

柴田は2本の細い棒がついたノギスのような器具を由紀の鼻の穴に差し込む。

「平常時・・・右5ミリ」

そう言って記録を取ると、次に2本の棒の間にあるネジをクルクルと回して、棒の間隔を広げ始める。由紀の小さな鼻の穴が無機質な金属の棒によって広げられていく。

「痛かったら言ってください」

そう言いながら柴田はネジを回し、由紀の小穴に不当な変形を強いる。由紀は目を閉じてじっとしていたが、限界近くまで広げられ、

「い・・・痛いです」

と搾り出すように言った。

柴田はネジを回すのをやめると、暫くそのままの状態で目盛りを読む素振りを見せる。由紀はその間じっと眉をひそめて痛みに耐えていた。

その後反対側も同じように限界近くまで広げられ、由紀が痛いと言ったところで目盛りを読まれた。平常時と拡張時のサイズを記録したのを見届けてから、須賀は由紀の姿勢を戻させた。

「じゃあ、服を脱いでそこの診察台に横になってください」

鼻の穴の測定が終わるやいなや、すぐに柴田は言った。

由紀は言われたとおりに上着を脱ぐ。テニスボールを半分にしたような、まだ成長途中の張りのある乳房が露になったが、由紀はすぐに手で隠した。

柴田は椅子を持ってきて診察台の傍に陣取る。由紀は手で胸を隠しながら、柴田の方を見ないようにして診察台に上り仰向けになった。

「それじゃ測定できないでしょ」

由紀は一生懸命胸を隠そうとしていたが、須賀の手によって無情にも気をつけの姿勢にされてしまう。柴田が須賀からメジャーを受取って由紀の乳房にあてがうと、由紀の身体が思わずピクッと反応した。

柴田は乳房の膨らみに沿ってメジャーをあてがうと、両の親指をその裾野から頂に向かって移動させる。親指はその小指の先ほどの頂の手前、桜色の乳輪で止まった。

「右・・・乳輪2cm・・・乳首・・・8mm・・・色はピンク」

由紀は両手をきゅっと握っている。肩に力が入り、身体が強張っているのが傍目からでもわかる。右と同じように左の乳房についても測定し終わると、柴田は先ほどのノギスのような器具を取り出し、乳首の高さを測定し始める。

「右・・・通常時4mm・・・左・・・4mm」

由紀は自分の身体の恥ずかしい部分の詳細なデータを取られるという予想外の出来事に、顔から火が出そうだった。同性に見せるのすら恥ずかしいのに、こんな明るい場所で医者とはいえ見知らぬ男に女の子として隠すべき部分を見られる。しかも大きさや色を事細かに記録されるのだ。中学2年生の少女にとって、それはあまりにも酷なことだった。

と、柴田の指が由紀の乳首をきゅっとつまんだ。

「アッ・・・!」

思わず由紀の口から声が漏れ、非難の視線を柴田に向ける。

柴田はそんな由紀の視線を無視して薄桃色の突起をクリクリと転がす。指の腹でピンッと弾く。

「くうぅぅ・・・」

由紀が絞り出すような声を出す。両腕をぴったりと身体にくっつけ、ぎゅっと手を握っている。由紀は乳首が内側から膨らんでくるような感覚を覚えた。感じているわけではなく、由紀の意思とは無関係に身体が反応してしまったに過ぎない。というより、由紀は感じるという感覚をまだ知らなかった。

柴田はふむ、と頷いて再び乳首にノギスをあてた。

「右・・・興奮時7mm・・・左・・・8mm」

由紀の口からはぁっと大きな吐息が漏れ、強張っていた身体から力が抜けた。