健康診断3

「はい、いいわ・・・あら?少し疲れた?」

「いえ・・・大丈夫です」

南さんは、片手で胸を隠して、空いた方の手で乱れた髪を整えながら答えた。こんな時でも身だしなみに気を遣っているなんて、やっぱり女の子だなぁと思ったけど、単に乱れた髪の毛が邪魔だったのかもしれない。

そんな南さんと違って、僕は硬くなった息子を握り締め、他の男子と同じようにギラギラした目で南さんの一挙手一投足を見つめていた。

南さんが、胸と股間を押さえたまま、どうすればいいのかわからずに2人の先生に交互に視線を送っている。藤沢先生はノートに何か書いている。矢野先生は机の上にあった箱を開けて、綿棒を取り出した。

「そのまま肩幅より少し足を開いて」

男子の居る方から見るとよくわからなかったけど、足を開いたみたいだった。矢野先生は何も言わずに股間の手を掴んで横に退けさせた。そして南さんの股間の正面で屈んだ。

「女子は座ると見えないからね~」

そう言って左手を南さんのアソコに持っていく。右手には綿棒を持っている。

「ほら、手は横。何度言ったら解るの」

藤沢先生が立ち上がって言った。南さんは、ビクッとして左手を横に降ろした。再びおっぱいが男子の目に晒される。矢野先生は胸を診るわけじゃないみたいだから別に隠していてもいいんじゃないかと思ったけど、僕ら男子にとっては嬉しいことだったから誰も何も言わなかった。藤沢先生は矢野先生が座っていた椅子に座ると、チャック付きのビニールの袋を手に取った。

「はい、開きますからね」

次の瞬間南さんがクッと腰を引いて屈むような動きを見せた。

「ほら、逃げないの。真っ直ぐ立ちなさい」

しぶしぶ元の姿勢に戻った南さんだったけど、矢野先生がそこに手を伸ばすと、また腰を引いた。まるで、矢野先生の手から逃げ回っているみたいだ。ふと、通学電車でのあの出来事が僕の脳裏をよぎった。

ガタンと音がして、藤沢先生が席を立った。そのままツカツカと南さんの傍まで歩いていく。南さんが歩いてくる藤沢先生を見た。今まで散々きついことを言われたせいか、その表情には怯えの色が見えた。

「さっきから何やってるの!あなた1人のために、みんなに迷惑が掛かってるのがわからないの?」

誰も口を開かない。藤沢先生の大きな声が響いたせいか、保健室の中が一層静まり返ったように感じられる。藤沢先生は、腰に手をあてて少しの間じっと南さんを見た後、ゆっくりと元居た場所に戻った。南さんは、俯いてその場に立ったままピクリとも動かなかった。

「恥ずかしいかもしれないけど、わがまま言わずに我慢しなきゃだめよ」

険悪になった空気を和らげるように矢野先生が優しく言った。南さんは俯いたままだったけど、微かに頷いたように見えた。

再び矢野先生の手が南さんの股間に伸びた。南さんは、あからさまに逃げるような素振りは見せなかったけど、少し腰が引けたような格好になった。藤沢先生の喝が効いたんだろう。

矢野先生の指が太腿の陰に見えなくなった瞬間、微かに南さんの手が動いた。そして、綿棒を持った矢野先生の右手が同じ場所に向かって伸びていく。

「はい、剥くけどじっとしてね」

矢野先生は「剥く」と言った。それがどういう意味なのかという疑問が浮かんだ刹那───

「ぁ・・・ッ!」

南さんの可愛らしい唇から微かな声が漏れたのを僕は聞き逃さなかった。同時に南さんの腰と手がピクッと動いた。華奢な腰が僅かに引かれ、お尻の丸みが強調される。細くて白い手は、股間を庇おうとしたように見えた。

藤沢先生の喝によって保健室が静まり返っていなければ、南さんの声は聞こえなかったかもしれない。けれど、あの南さんが、男子の前にも関わらず声を漏らしてしまったのは事実だ。一体矢野先生が何をしたのかを知りたくて、僕は先生の手元を凝視した。

綿棒を持った矢野先生の右手が細かく動いている。その動きに合わせるかのように、南さんの身体に力が入る。南さんは時折こらえ切れずにピクッと身体を動かしながらも、じっと我慢していた。

僕は、さっきチン○を剥かれて亀頭に綿棒を擦りつけられたのを思い出した。南さんも今、アソコに綿棒を擦りつけられている。僕は息子を握り締めたまま、アソコを綿棒で擦られる南さんを凝視していた。触られて思わず声が出てしまったほどの場所を何度も、何度も、しかも男子の前で擦られる南さんを。

南さんの身体から力が抜けた。検査が終わったのだ。矢野先生が、手に持っていた綿棒をチャック付きの袋に仕舞った。

「そのままね」

ホッとする間も無く、矢野先生の声が響いた。綿棒が入った袋に何かを書いて布製の巾着袋に入れると、先生は南さんの背中側に回った。そして、その場に屈むと、ちょうど顔の高さにある南さんのお尻を手で掴んだ。

(お尻の割れ目を開いた・・・)

矢野先生が南さんのお尻の割れ目を開いたのは、横から見ていた僕にもすぐにわかった。覗き込むように首を傾げる先生の視線の先に何があるのかも。僕は、電車の中で味わった南さんのお尻の感触を思い出した。

男子は誰も一言も喋らずに、目の前で行われている健康診断の様子を凝視している。全裸にさせられたアイドル級の女の子が、女性の校医にとはいえ、男子の前でお尻の割れ目を開かれて肛門を見られているんだ。恥ずかしさに頬を真っ赤に染めて俯く彼女に、男子の視線が集中しないはずが無かった。

「あら・・・」

矢野先生は、何かに気が付いたような素振りを見せると、真新しい綿棒を手に取った。

「さっきみたいに、そこの机の端を掴んで」

先生に言われて、南さんは上体を前に折る姿勢になった。結果的に、矢野先生の眼前にお尻を突き出すことになる。綿棒を持った矢野先生の右手が、お尻に向かって伸びてゆく。押し当てられた左手は、しっかりと割れ目を開いているようだった。

「痛かったら言ってね」

ピクンと動いた南さんの様子に気付いたのか、矢野先生が言った。南さんは頷いたけど、返事は聞こえなかった。先生の右手がせわしなく動いている。その動きは、綿棒であちこちを突付いているように見えた。

と、その動きが急に止まり、矢野先生が綿棒の持ち方を変えた。そのままゆっくりと前に押し出すような動きを見せる。南さんが、両腕の間に深く顔を埋めた。

と、先生が立ち上がった。必然、綿棒から手が離れる。一瞬「あっ」と思ったけど、綿棒はそのままの状態で動かなかった。ということはつまり───綿棒がお尻の穴に入っている。それは誰の目にも明らかだった。

矢野先生は元居た席に戻ると、例のチャック付きの袋を手に取った。そして、すぐに立ち上がると、再び南さんの方へ戻ろうとした。

「先生、ちょっと」

矢野先生を呼び止めたのは、藤沢先生だった。矢野先生は、ぴたりと足を止めると、藤沢先生の傍に行った。

「ここなんですけど・・・」

何か書き方が解らないところでもあったのだろうか。藤沢先生がノートに何か書いているのは見ていたから、僕はそう思った。「ああ、ここはですね・・・」などと説明する矢野先生の声が聞こえる。けれど、男子は僕も含めて話の内容など聞いてもいなかった。

南さんは、さっきと同じように上体が床と平行になるくらい腰を折っていた。柔らかなおっぱいが垂れ下がっている。そのふくらみは時折ぷるんと揺れ、尖端にあるピンクの突起は、自らの存在を主張するようにツンと起ち上がっている。そして何より、お尻からピョコンと飛び出した綿棒が、あまりにもいやらしかった。

2人の先生のやり取りはなかなか終わらない。その間僕は、南さんのおっぱいや綿棒が飛び出したお尻を食い入るように見詰めながら、息子を握り締めた。逆に言えば、南さんはお尻の穴に綿棒を差し込まれたまま、恥ずかしい場所を隠すことも出来ず、言われたとおりの体勢を取り続けなければならなかった。

程無くして、話を終えた矢野先生が綿棒を袋に仕舞い、健康診断は終わった。南さんが、やっと男子の注目を逃れ、列の最後尾に並ぶ。スポーツテストを行うため、そのまま体育館に移動するようにと藤沢先生が告げた。